子どもが大好きで色んな場面で活躍する「お歌」や「手遊び」。保育士や幼稚園教諭の皆さんはたくさん知っておききたいですよね!今回はその中からまな&ゆうの二人が「ずいずいずっころばし」を実演してくれます。ぜひ動画でチェックしてみてください。
実演のポイント
「ずいずいずっころばし」は、親指と人差し指で作る“茶つぼ”をめぐって進行する輪遊び形式の手あそび歌です。
実演では、子どもたちが両手で茶つぼ(輪っか)をつくり輪になる中、鬼役が人差し指で順番に茶つぼに触れながら歌います。
「ずい・ずい・ずっころ・ばし」など語句のリズムに合わせて指を動かし、歌の終わりに指を入れられた子が次の鬼になります。
保育者は鬼役を交代で行いながら、タイミングやテンポをゆるやかに調整し、笑顔で声をかけて遊びを進行すると、子どもたちの集中力や期待感が高まります。
遊びながらリズム感、模倣力、ふれあいの喜びを味わえる日本の伝承あそびです。
実演:まな&ゆう
2人以上であそぶ手遊びです♪最初はゆっくり、少人数で慣れてきたらどんどん大人数でやっても楽しいです!手で出来るだけおっきな輪っかを作ってあげるとやりやすいです!お友達を怪我させてしまわないようにあまり早く歌いすぎないでね♪
対象年齢
1歳児/2歳児/3歳児/4歳児/5歳児
茶つぼを作る簡単な手遊びと、歌に合わせた指操作で、乳児でも身体的に参加可能です。年齢が上がると遊びの展開や掛け合いを通じた協調性が育ちます。
年齢別の「ねらい」
⚫︎1歳児:
茶つぼに触れる動きを通じて、手指の感覚と音への親しみを育む。
⚫︎2歳児:
リズムに合わせて指を動かす模倣力や期待感を経験する。
⚫︎3歳児:
友だちとの掛け合いで順序や交代を理解し協調性を育む。
⚫︎4歳児:
テンポや掛け方を感じながらリズム意識を高める。
⚫︎5歳児:
遊びのルールや進行を担う経験を通じて自主性とリーダーシップを養う。
年齢別の「導入の仕方」
⚫︎1歳児:
保育者がまず茶つぼを作って見せ「ここに指つっこむよ」と誘導。
⚫︎2歳児:
「ずいずいずっと!」とリズムを真似しながら、指操作を楽しませる。
⚫︎3歳児:
「次はだれに当たるかな?」と歌いながら期待を促して導入。
⚫︎4歳児:
「速くしてみようか?」と速度や掛け方の変化を加えて工夫。
⚫︎5歳児:
「次の鬼は誰にする?」と役割を自分たちで決められるよう導入。
「ずいずいずっころばし」について
「ずいずいずっころばし」は、日本のわらべうたを起源とした伝統的な手あそび歌です。
歌詞は「ずいずいずっころばし ごまみそずい…」などリズム感が高く、意味の理解より語呂や音そのものを楽しむ構造となっています。古くは「茶壺道中」に由来する説もありますが、現代の子どもたちには意味よりリズムと動きの面白さが魅力です。
輪になって歌いながら遊ぶことで、触れ合い・順番・集中力・表現の共有感が育まれ、保育活動の導入・切り替え・集団遊びなどに幅広く活用されます。
おすすめの季節や月
通年使用可
特に室内遊びや小グループ活動、天候で外遊びが難しい日、また集団の雰囲気を高めたい切り替え時に活用しやすいです。
歌詞
ずいずい ずっころばし
ごまみそ ずい
ちゃつぼに おわれて
トッピンシャン
ぬけたら ドンドコショ
たわらの ねずみが
こめくって チュー
チュー チュー チュー
おとさんが よんでも
おかさんが よんでも
いきっこなしよ
いどのまわりで
おちゃわんかいたの だあれ
作詞・作曲
作詞:不詳
作曲:不詳